山椒大夫を読んだ
拉致とか誘拐とか,そういう胸くそ悪くなるような単語を目にしない日がない。
山椒大夫は言わずと知れた森鴎外の名作である。安寿と厨子王の物語としても知られている。
今回読もうと思ったのは,拉致・誘拐の話だからというわけではなく。そういえばタイトルは知ってるが,ストーリーを知らなかったなと。
先日,曽我ひとみさんの拉致に関わった人間が今も佐渡におり,曽我さんがその人物を見たというニュースがあったと思う。Webで見たんだか,週刊誌の記事だったか。日本人なんだと。
メディアの取材にご本人は知らないと答えてるらしいですが。当たり前だ。容疑が固まる前にそういう情報をつかんでいることがわかれば犯人は警戒するだろう。いやそれよりも名誉毀損で訴えられることだってありうる。
ま,ともかく。日本人の中にそういう奴もいると言うこと。これは多分フィクションでも何でもなくそうなんだろうと思う。
山椒大夫は最後に奴婢たちを解放し,ちゃんと給料を払うようになった。一時的には損をしたように見えたが,かえって一族は栄えたのであった。めでたしめでたし。納得いかないがそれが現実というものなんだろう。
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