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2006/01/04

海外で裕福な年金暮らし?

リンク: 縦並び社会・格差の現場から 年金移民.

 ベランダからマラッカ海峡の青い海が見える。マレーシア半島西岸のペナン島。39階建てマンションで末永千明さん(63)が独り暮らしを始めて半年になる。
 「できればずっとこっちにいたい。ゴルフも始めたのよ」。千葉県君津市で事務員をしていた58歳の時にリストラされた。夫とは早くに死別。娘は結婚した。3年半ホームヘルパーをしたが、介護中に手首を骨折し、元のようには動かない。年金は月13万円。娘の世話にはなりたくない。
 「生活に余裕はないし、日本に一人いるのも……」。不安はあったが、インターネットで移住先を探した。
 3LDKの家賃は4万8000円。外食中心の食費は約2万円で済む。ライスとチキンに偏るので生野菜だけは買って煮る。月10万円ちょっとで暮らせるが、日本の住民税や保険料を払えばぎりぎりの生活だ。
 ペナンは5年の長期滞在ビザで暮らす人がこの数年で急増し、日本人だけで400人ともいわれる。末永さんのマンションも3年前の2世帯から今は30世帯近くになった。事業に失敗して年金生活の計画が狂った老夫婦、会社をリストラされ、年金をもらえる60歳まで安く暮らすために来た世帯……。年金不安が海外移住に拍車をかけている。
 マレーシアは年金が25万~30万円の「中流の上」の世帯を対象に「日本の2倍豊かな生活ができる」と宣伝してきた。だが、生活保護世帯からの問い合わせも来るため、軌道修正を検討している。単身の男性が認知症になり、日本に送り返されたケースもある。政府観光局の関係者は心配する。「いずれ日本人の路上生活者が出かねない」
 総務省の04年全国消費実態調査によると、主な収入が年金という夫婦2人世帯では、1カ月の平均消費支出額は約25万7000円。経済的にゆとりのある老後を送るためには、月に約37万9000円は必要(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」)というデータもある。一方、夫婦2人で国民年金に40年間加入した場合、年金は月約13万2000円にとどまる。記事を全部読む


現在の日本の年金制度の根本的な問題は「積み立てじゃない」というところにあるようです。賦課方式,つまり,今僕らが払ってる保険料はあくまでも現在の年寄りに支払われる年金の元になってるってこと。将来,偉い人たちが話し合って「年金の額,高すぎるからもっと下げよう」ということになれば,下がるかもしれない。上がることもありうるんだけど,で,実際「年金もっと上げよう」と決まって現在の額になってきたということらしいんだけど,急速な少子高齢化の進行によって,ふつうに考えて,年金額が減らされる可能性のほうが高そうだ。実際にそうなるかどうかはわからないけど,そんな感じがするってだけで,払った分返ってこない可能性があるんなら,払ったってしょうがないじゃん。と思う人が増えているというのが現在の問題なわけだ。
でも賦課方式をやめて積み立て式にしたところで,どれだけ年金が増えるんだろう。という気がする。そういう試算て不勉強なもんで見たことないんですけど。なんとなくだけど,そんなに増えなさそうな気がする。積み立て式だから,払った分だけは確保されますよっていうイメージだけが先行する形になりそう。「朝三暮四」という四字熟語を思い出してみたり。

ホントの問題は,上の記事に引用した“経済的にゆとりのある老後を送るためには、月に約37万9000円は必要(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」)というデータもある。”という部分なんじゃなかろうか。月に15万くらい収入があれば,そんなに困らない,というような暮らしができる状態になってないとだめなんじゃなかろうか。という気がする。
年寄りに支払われている年金ていうのが現在僕らが払ってる保険料そのものなんだとしたら,それがこういう形で外国に流れていってしまってるっていうのは問題ないんだろうか、なんて思ったり。

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受信: 2006/02/02 17:06

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